京都市がAirbnb(エアビーアンドビー)にリスティング物件の削除要請

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京都市がヤミ民泊サイトに削除要請

京都市は、「民泊」の仲介サイトの「Airbnb(エアビーアンドビー)」に対し、旅館業法上の営業許可を得ていないいわゆる「ヤミ民泊」をサイトのリスティングから削除するよう文書で要請したことを明らかにしました。先日公表された市の実態調査で、民泊の多くが無許可であることが判明しています。そのため、是正が必要と判断したようです。

[ip5_coloredbox color=”colored-box–green” width=””]無許可民泊、サイトからの削除要請 京都市、仲介最大手に
京都市の門川大作市長は11日の定例記者会見で、マンションや自宅の一部を貸す「民泊」の仲介サイト最大手「Airbnb(エアビーアンドビー)」に対し、旅館業法の許可を得ていない物件はサイトから削除するよう文書で要請したことを明らかにした。市の実態調査で民泊の多くが無許可であることが判明し、改善が必要と判断した。

京都新聞 2016年05月11日[/ip5_coloredbox]

参考:【広報資料】京都市民泊施設実態調査について

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ヤミ民泊サイトの「Airbnb」は行政に反抗的

Airbnb(エアビーアンドビー)の対応が注目されますが、上記の調査に際してもAirbnb(エアビーアンドビー)社は京都市からの問い合わせ(アンケート)を無視しているとのことです(なお、別の機会にて協議に応じた模様)。ヤミ民泊が大きな社会問題になっているにも関わらず、世界的な観光都市である京都市の呼びかけを無視するとは非常に反抗的な姿勢と言えます。今後も、真摯な対応は期待できないのではないかと思われます。

上記調査結果においても、Airbnb(エアビーアンドビー)社は「施設所在地のデータは提供できない」と回答しており、ヤミ民泊の駆逐に非協力的です。

ヤミ民泊ホストは廃棄物処理法違反も

京都市は、民泊事業者が民泊ゴミを違法に排出している問題についても、取締を実施する意向を示しています。弊所の民泊セミナーにおいても、民泊事業で発生する廃棄物の処理方法については重点的に説明を行っています。旅館業法違反よりも罰則が重く、取締も厳しくなることが予想されます。

掃除代行業者の大半は違法なサービスを実施しています。知らないうちに廃棄物処理法に違反しないようにご注意ください。

合法的な民泊事業を始めるために

関西圏では、京都市だけでなく大阪市もヤミ民泊取締部署の担当者を大幅に増員し、本格的な取り締まりを開始しました。コンプライアンスを重視する真っ当な企業は、合法的な枠組みで民泊を開始すべきです。

合法的な民泊スキームについては下記のページをご確認ください。

合法的な民泊事業については弊所にご相談ください。

この記事を書いた人

特定行政書士  戸川大冊

特定行政書士  戸川大冊

政治法務の専門家行政書士として日本全国の政治家にクライアントが多数。
民泊を推進する日本全国の自治体政治家や国会議員にネットワークを持つ、日本で唯一の行政書士。
NHK「おはよう日本」、テレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」、TBS「ニュース23」など多数のテレビ番組に取り上げられている。